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舞台『ローマの休日』 その1

ちょっと時間が経ってしまいましたが、観てきました『ローマの休日』
秋元才加出演の舞台は去年の『ダブルヒロイン』も観に行きましたが、いわゆる普通の「舞台好き」の人が観に来るであろう一般向けの作品を観るのは初めて!(『ACT泉鏡花』はDVD買いましたが)
出演決定が発表されたあの日から3カ月・・・。
待ちわびましたが、あっという間でした。

しかも26日は1日で秋元アンとのマチネ、荘田アンのソワレを両方観てきたので、この2人に焦点を当てた感想はまた後に書くとして作品全体を総括する感想を書こうと思います!

私、言わずと知れたオードリー・ヘップバーンの映画版は前に観たことがあるのですが、世間が言うほどには好きになれなかったんです
特に嫌いというわけではないのに、取りたてて「好き!!」とも言えない作品という位置づけでした・・・。
でも今回の舞台を観て強く思ったこと。

「私、舞台版の方が好きだ!!」

最初は登場人物が3人しかいないと聞いて、あのシーンはどうなるんだ?あの人物はどうやって登場するんだ?という疑問ばかりだったのですが、3人しか役者を必要としないことで注目すべきテーマがはっきりされた印象を受けました。
この舞台版は梅芸がパラマウント社と交渉して制作した日本オリジナル(という言いかたでいいのかな)で、新聞記者のジョーがなぜアメリカからイタリアに渡ってきたのかというエピソードが肉付けされて、人間ドラマに重点が置かれていたような気がします。

「たった3人でローマの街を再現できるの?」という疑問も杞憂。
映像や音の使い方がうまくて、舞台の中に収まっているものよりも広くて大きなものが見えたというか・・・。
目に見えているものだけでなく、観客の想像力で補完できるようにうまくできてます!
特にアン王女とジョーがベスパに乗るシーンなんて、よく見ると2人がベスパで舞台上をぐるぐると何周もしているだけなのに、バックの映像が臨場感があってこっちもベスパに乗っているような感覚になったのが驚き!!
初演のときの予告動画や、今回の舞台写真をあらかじめ見たのですがこれは生の舞台でないと伝わらない臨場感だったと思います!

それから、個人的にかなり気に入ったのが渡辺俊幸氏の音楽
NHKの朝ドラ『おひさま』の音楽も担当されていた方で、正直その印象しかなかったのですが、『おひさま』の音楽もさることながら、私はこの人の作る音楽が結構好きだと初めて認識しました。
自分が思ってた以上に『おひさま』の音楽が胸に刷り込まれていたっぽい(笑)。
感動するところ、しんみるするところ、ハラハラドキドキするところ、笑うところのポイントが音楽によってしっかりおさえられていたような気がして、映画版より感情移入しやすかったです

それから、脚本に関して。
観る前は、赤狩りなどの時代背景の肉付けなどはどうして必要なんだろう・・・?と考えていましたが、これがあることによって、アン王女が休日を終えて大使館へ戻ることへの説得力が増したように思うんですよ!!
舞台版のジョーは、共産主義を排除する「赤狩り」に巻き込まれてアーヴィングをかばったためにイタリアへ流れてきた、という設定だったのですが、それをアン王女がアーヴィングから聞かされるシーンがあるんですね。
アン王女はそこで大使館へ戻ることを決心したのではないかと個人的には思っているんです。

多分、それまでのアン王女は王女としての学習をそれなりにしてはいたものの、こういう身近なレベルで戦争や社会情勢の煽りを受けている人がいるということを肌で感じたことはなかったんじゃないかと・・・。
それが、街で出会ったジョーがあおんな煽りを受けていると知って、王女である自分はこれから、そんな情勢と戦って行かなくてはいけない立場の人間なのだと自覚したのではないかと思ってます。
もしくは、友人となったジョーを自分の力でアメリカに帰れるようにしてあげたい、とか。
映画版でも触れている「王室の人間としての義務」を、自覚するようになったターニングポイントがちゃんと描かれているのがよかったです。

とりあえず、内容に関する感想はここまでにして、次の記事では秋元アン&荘田アンを見比べた感想を書こうと思います
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テーマ : 演劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

Molly

Author:Molly
1987年9月2日生まれの26歳。

仕事のあいまに英語&イタリア語の勉強、映画鑑賞、演劇鑑賞などをしております。

女の子が恋愛対象の女。
いわゆる同性愛者です。

詳しいプロフィールはリンクの「Mollyのプロフィール」へ!

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