スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『シルバースプーンに映る月』

シルバースプーンに映る月

用事があって新宿まで行ったので、当日券を買って観てきました
グローブ座に行くのは初めてだったので、新大久保の駅に降り立ったのもおそらく初めて・・・。
駅から劇場まで約5分の道のりでも、あっちこっちで韓国語が飛び交い、すれ違う人がみんな韓国人じゃないのかと錯覚してしまいました(笑)。

青字が役名

敷島綾佑 坂本昌行
山田美珠希 新妻聖子 
鶴田彩月 戸田恵子 
敷島雅也 鈴木綜馬
市ノ瀬泉美 内田亜希子
磯村恭平 上口耕平
堂島康之 青山明
掛川雪子 園山晴子


今回の作・演出を手掛けたG2ですが、実は私、過去にG2の作品は3本(「東京タワー オカンと僕と時々、オトン」」「おくりびと」「死神の精度」)観ているのですが、必ず途中で眠くなる
舞台中継をテレビで見ていても、なぜか必ず気分がダレます。
なので今までは何となくG2の演出舞台を避ける傾向にあったのですが、今回はせっかく好きな新妻さんも出てるし(新妻さんとG2は過去に何度も組んでいるのに・・・)、ストレートプレイよりミュージカルの方が居眠りする確率は低いし、なんだかこのまま「苦手な演出家」のレッテルを貼ったままにしてしまうのはもったいないような気もしたので、思い切ってグローブ座へ足を向けることに。

新キャストの『マイ・フェア・レディ』も観に行くか迷ってウダウダしているうちに公演終わってしまいましたが、今思えばもったいないことしたな。
亀山君とカイト君の恋人が共演してるというのに(←『相棒』ネタ)

ネタバレする可能性アリなので、残りの公演を観に行かれる方は要注意です
物語の前半は、今までの私の中の「G2作品=眠くなる」という固定観念が嘘のように、雷の大きな音やカラリと晴れた空を思わせるような照明といった舞台効果に加え、登場人物それぞれの思惑が絡んで複雑になってしまうドタバタ群像劇に目をひかれ、とっても楽しんで観られました

お見合いのつもりで出かけたいったら生き別れの娘と勘違いされるとか、
実の母に初めて会いに行くつもりでいたら銀行の頭取の娘だと思いこまれたり、
雇い主の奥様(故人)の服をこっそり着てみたら、奥様の幽霊だと誤解されたり・・・。

この感覚になんか覚えがあると思ったら、アレでした、アンジャッシュのコント(笑)
綾佑・雅也の義兄弟のぎくしゃくした関係とか、行方不明になった奥様とか、鶴田・美珠希の生き別れ母娘の再会といった、湿っぽくなりそうな設定をこの笑いに包んで解決してくれればいいな~と期待して前半は身を乗り出すようにして観ていました。
が、後半はやっぱり湿っぽくなりがちで居眠りとまではいきませんが、やっぱり少しウトウトしてしまいました

うーん、何だろう。いい話であることは確かなんですよ。
ちょっとカッコつけた演劇用語で言うなら、「ウェルメイド・プレイ」
「いい話=よくありがちな話」にまとめられすぎていて、物語に意外性や心をつかむような感動があまりない・・・
義兄弟は誤解が解けて和解、体たらくの綾佑は真面目に会社に出勤するようになり、生き別れていた母娘も打ち解け、特に美珠希は仕事を辞めていたものの、夢のために再出発って・・・普通のハッピーエンドでした。
だいたい、ドタバタ5:しんみり5くらいの割合でできていたので、ドタバタ7:しんみり3くらいの配分だったら、楽しめたかもしれません。

素晴らしかったのは、役者さんたちのゆるぎない安定感
演技も歌声も心地よくて、観ていて不安になる人が1人もいません。
不安というよりもったいなかったのが、泉美さん役の内田亜希子さんくらいかな・・・。
「お嬢様だけど幽霊好きの不思議ちゃん」というせっかく面白い設定なのに、普通の育ちの良さそうな女の子にしか見えなくて、設定を活かしきれず残念
パンフレットを見ると新国立劇場の研修所1期生だそうで。ということは2008年デビューだからプロとしてはまだ5年くらい。まだまだこれからかもしれません。

坂本くんは舞台作品はおろか、俳優として出演した作品はおそらくほとんど見たことがないのですが、「V6の坂本くん」であることを全然感じさせません!
(小学生のころ、V6の中では私は三宅くん派だったし、ジャニーズに興味がなくなった中学・高校時代も圧倒的にまわりで人気があったのは岡田くんだったので、トニセンの3人はまったくノーマークだったせいもありますが・・・)

本命・新妻さんは、衣装によっては20代前半にしか見えない!!下手すれば女子大生・・・。もともと本人が小柄だし童顔だし、海外の俳優さんに16歳くらいかと間違われたことあるそうだし。
戸田恵子さんの「30歳の娘がいるなんてっ!」というセリフがなかったら、30歳設定とわからず誤解したままでした(笑)。
他のキャラクターがジタバタアタフタする中で、美珠希はなぜか妙に肝がすわっていてブレないところが魅力的。
綾佑と結婚したら、案外うまくいくんじゃね?と思いましたが・・・まぁ、安易に恋愛関係にならないのもまた良し。

あと、戸田さん!!戸田恵子さん!!
舞台作品はテレビで舞台中継されたものしか見たことがないので、生舞台を見るのはは初めて。
「オーラ」なんて呼び方してしまえば簡単ですが、舞台上で1人で独白しているときも、もしかしたら戸田さん1人で2時間くらいは成立させられるんじゃないかと思えるような、観客を惹きつける力、貫録、華やかさが抜きんでています!
ひとり芝居の『なにわバタフライ』を何度も再演するほどの人だものね
この舞台を見たら、つくづく観に行きたくなった・・・。また再演してほしいなぁ。

全体的に俳優さんたちは、作品の雰囲気や劇場の規模に合わせて歌い方を使い分けるのがうまいな~と思いました。
普段、帝劇のような大きな劇場に出るのが当たり前の俳優さんって、少し規模が小さめの劇場で歌を聴くとその人の出番だけあたかも帝劇にいるように見えて浮いてしまうことがあるのですが、作品や劇場の規模・雰囲気と歌声がとてもしっくりマッチしていました。
どの俳優さんも、「歌」というより「セリフと音楽にのせて喋っている」印象が強くて、ミュージカル嫌いの人が指摘しそうな歌のクドさや仰々しさがまったくありません!
それだけでも、とっても心地いい体験ができなたぁ


最後に。
当日券購入後、飲み物を買いに行こうとして駅方面に戻ったら、同じく当日券の列にいたはずのおばさんが、なぜか「チケットゆずってください」と書かれた紙を持って立っていました。
おばちゃん、私よりも先に当日券買ってたやん!
あのチケットどうしたの!?2階席がそんなに不満だったの!?


・・・謎。
スポンサーサイト

テーマ : ミュージカル
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Molly

Author:Molly
1987年9月2日生まれの26歳。

仕事のあいまに英語&イタリア語の勉強、映画鑑賞、演劇鑑賞などをしております。

女の子が恋愛対象の女。
いわゆる同性愛者です。

詳しいプロフィールはリンクの「Mollyのプロフィール」へ!

ブクログ・Mollyの洋書棚
最新記事
Web page translation
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。