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『風立ちぬ』

運よく試写会が当たったので観てきました
いつものように、ネタバレ要注意です。

一言で言ってしまえば、「宮崎駿監督って、よっぽど飛行機大好きなんだなー」で終わってしまうのですが、それでは感想にならないので(笑)。
少なくとも、『崖の上のポニョ』よりは好きな作品です!
自分の思い描いていた宮崎監督の作品とイメージとは違って、派手な魔法やかわいいキャラクターが出てくるわけでもないし、登場人物はほとんど大人だし、どちらかというと地味で大人しい作品でした。
過去のジブリ作品なら、ちょっと『コクリコ坂から』に雰囲気が似ているかも。
実在の人物をモデルにしたということもあってか、あまり大きな盛り上がりもなかったし、NHKあたりで実写ドラマ化しても違和感のなさそうな一代記と言ってもいいと思います。

作品を見る前には、テレビで「宮崎駿監督初のファンタジーではない作品」といううたい文句を聞いていましたが、主人公・二郎の夢と現実が混在して、夢の中でいきなり飛行機製作者のカプローニ氏と出会ったり、時間の経過が早まったりする場面もあるので、ちょっとファンタジーの要素はあります。
少し能動的な姿勢で見ていないと、「え?なんでイタリア人と話できてるの?」ってことになりそう(笑)。

一番魅力的なのは、主人公である二郎の人格かな
庵野秀明氏の演技には好き嫌いあるかもしれませんが、『となりのトトロ』の糸井重里みたく、朴訥とした雰囲気が良いです
朴訥として話し方も態度も低温に見えますが、その中にも飛行機に対する情熱は消えない事は伝わってきますし、菜穂子との結婚を即決したように決めることはスパッと決めてしまう潔さもいいです!
それも多分、行き当たりばったりで決めてるのではなく、自分にとってどれが最良なのか直感でわかっているからこそできることなのだと思います。

この映画の時代背景と現代と照らし合わせようとした意図もあるのかもしれませんが・・・震災の描写も少しですし(でもその「少し」がかなり迫力はありますが)、二郎自身も「この国は、どうしてこんなに貧乏なんだろう」とつぶやくセリフはあるものの、仕事には困らないし、金持ちとは言わないまでもそこそこいい暮らしをできていた印象があるし、周囲の人にも恵まれているし、震災や貧困を描こうとするにはちょっと説得力が足りないかも
なので、時代がどうした戦争がこうした、ということより、「一つのことに情熱を傾けた設計士の一代記」と捉えたら素直に見られるんじゃないかなと思います。

ちなみに、予備知識を仕入れずに観ても楽しめましたが、これから観に行く人は堀辰雄や堀越二郎について多少は予習して観に行くと、だいぶ違うかもしれません
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テーマ : スタジオジブリ作品
ジャンル : 映画

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プロフィール

Molly

Author:Molly
1987年9月2日生まれの26歳。

仕事のあいまに英語&イタリア語の勉強、映画鑑賞、演劇鑑賞などをしております。

女の子が恋愛対象の女。
いわゆる同性愛者です。

詳しいプロフィールはリンクの「Mollyのプロフィール」へ!

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