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『そして父になる』

そして父になる

観てきました
公開からだいぶ経っているので、レディースデー(地元の映画館は月曜がレディースデー)とはいえ空いてるだろうな・・・と思っていたら、意外と夫婦連れで混み合っていて驚きました
このキャスティングで『龍馬伝』やら『最高の離婚』やら『週刊真木よう子』を次々に連想してしまうのは私だけでしょうか(笑)。

物語の中心になるのは2組の家族、野々宮家と斎木家。
野々宮家は子供を私立の小学校に入れさせたり、毎日ピアノの練習をさせたり、箸の持ち方にこだわったりと、ちょっと厳格で教育熱心で過保護。
都会的で合理的なものの考え方をする人たち。
一言で言うと、雑誌「プレジデントファミリー」に出てきそうな家庭
父親の良多(福山雅治)は、どちらかというと亭主関白かな・・・。

一方の斎木家は3人兄弟で賑やかで、あまり裕福ではなさそうだけど割と子供をのびのび遊ばせる家。
いい加減なように見えて、子供への考え方はちゃんと確立されていて、どちらかというとかかあ天下。
(ところで、名字が「斎木」なのに電器屋の看板が「TSUTAYA」になっているのはなぜなんだ・・・)

この2つの家族の子供が生まれたときに取り違えられていたとわかった時、そのままの家族でいることを望むか、それとも子供を交換するか。
つまり、今まで一緒にいた時間を重視するのか血のつながりを重視するのか、というのがテーマになる物語なのですが、最終的にはどちらにも偏らない結末になりました。
「いずれは時間が解決してくれるよね」とも言えるような。
観終えた直後はなんだかスッとしない結末に感じられましたが、どちらか一方の考え方に結論付けられる話ではないと思います。
世の中には里親や養子縁組で構成された、つまりは血縁関係のない家族もいっぱいあるし、特にアメリカなんかだと養子縁組が盛んで家族間の人種がバラバラなんてこともよくあるみたいだし。

その一方で、血縁というものをないがしろにしていません。
正直、この映画登場人物がそれぞれ手探りで新しい子供と親を受け入れようとしている半面、新しい環境に適応していくのを申し訳なく思っていたり、自分の思い描いている家族像にあてはめようと必死になったりするのを見ると、「この人たちは一体何に対して何を取り繕うとしているんだろう?」と首をかしげてしまう部分もありました。
だけど私自身、結婚とか出産というものに頓着しない人間なので「親子は血のつながりがすべてではない」という考えですが、うちの両親と自分を見比べるとやっぱり親子だな・・・と感じることはありますし・・・(それが血縁によるものなのか環境に影響されて似てきたものなのかで区別されると思うけど)。
それでもどこか血の繋がりを求めてしまうのも、人間の本能に近い部分にある感覚なのかもしれません。
この前観た『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』も、チェンチ家の血にとらわれてしまう物語だったし。
そういったものを否定しないのも、この映画の良いところだと思います。

それから物語の流れとは別に、話しの背景は説明的になりすぎず観客に若干の「読解力」が求められるところが私の好みでした
良多の育った背景なんて、セリフやシーンの端々から読みとらないとわからない部分が多かったです。

気がつけば、是枝監督の映画って『誰も知らない』しか観たことなかったわ・・・。
『花よりもなほ』も『空気人形』も『奇跡』も観よう観ようと思ったまま、観られずじまいだった・・・。あ~。
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

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Molly

Author:Molly
1987年9月2日生まれの26歳。

仕事のあいまに英語&イタリア語の勉強、映画鑑賞、演劇鑑賞などをしております。

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いわゆる同性愛者です。

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